Is the blood still red ? 2011.11.19-20 |Masaru Tatsuki

Is the blood still red ? 2011.11.19-20 |Masaru Tatsuki

Is the blood still red ? 2011.11.19-20 |Masaru Tatsuki

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© Masaru Tatsuki

Four years after “Dectora,” the debut collection that drew him attention from around the world, Masaru Tatsuki brought us “Tōhoku,” a collection of photographs that premiered in the same year as the 2011 Tohoku earthquake.Through a direct, prolonged consideration of his subject, Tatsuki gave us a look into the Tōhoku that once existed. What we saw were images of a people with a rugged strength for life born out of fighting against a rough, natural environment, and a land where a sense of the invisible line dividing life and death that binds the world of humans and animals together could not be ignored.For all of us who came to see Tōhoku as nothing but a disaster area, this collection offered us a jarring step back in time.
 
 
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© Masaru Tatsuki

 
世界的に注目を集めたデビュー作『DECOTORA』から4年、奇しくも東日本大震災の年に発表された写真集『東北』。厳しい環境を受け入れることで育まれた生きる力強さ。人と獣の存在が非常に近く生と死が隣り合わせにあることを感じさせる土地。長い時間をかけて被写体と向き合う田附勝だからこそ映し出すことのできた、東北本来の姿がそこにありました。「被災地」というフィルターを通じて東北を見てしまうようになった我々のパラダイムシフトを巻き戻すかのように。

本展は、そんな田附勝が「3.11前後」を意識して発表するはじめての展覧会です。昨年11月、岩手県釜石市唐丹で震災後初となる鹿猟が行われました。2008年より同地での鹿猟に参加していた田附はこれに同行。その際撮影された作品を展示します。

震災後、はじめて迎えた鹿猟の解禁。
鹿から流れるその血はまだ赤いのか。
 
 
 
田附勝 その血はまだ赤いのか
2012.3.3 (sat)~ 4.26 (thu)
12:00~ 19:00
SLANT
石川県金沢市広坂1-2-32 2F
076-225-7746
協力:fairground/株式会社カシマ
 
田附勝 × 石川直樹トークイベント
日時:2012年3月24日(土)17:00~
会場:SLANT
料金:無料
定員:40名(要事前予約)
出演:田附勝、石川直樹、日村征二(SLANT)
問い合わせ:SLANT:076-225-7746


田附勝/Masaru Tatsuki
1974年、富山県生まれ。1998年、フリーランスとして活動開始。同年、アート・トラックに出会い、9年間に渡り全国でアート・トラックおよびドライバーの撮影を続け、2007年に写真集『DECOTORA』(リトルモア)を刊行。翌年には、日本「リトルモア地下」、米国「TAI Gallery」にて同タイトルの個展を開催した。2011年に刊行した写真集『東北』(リトルモア)は、2006年から東北地方に通い、撮り続けた。現在もライフワークとして東北の地を訪れ、人と語らい、自然を敬いながら、シャッターを切り続けている。2012年、第37回 (2011年度) 木村伊兵衛写真賞を受賞。
http://tatsukimasaru.com/is-the-blood-still-red/
 
 
2011年、3月11日14時46分、この日は、写真家であろうがなかろうが忘れられない日になった。見えるものは、日常の生活を破壊した風景。見えないものは、数値でしか確認出来ない恐怖。おれは、写真は何であるか、撮る事は何であるか、さらに考える事になった。でも、思う。答えなんか考えてでない。考えた事が写真を撮るのではないから。言葉が写真を撮るんではないから。おろおろしながら、撮ればいい。ただどんなカタチであれ、おれは正面から向き合いたい。そこに、見えないフィルターが掛かろうが写真を撮っていく。

-田附勝-

 
 

 
 

EXHIBITION


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