XEROXED

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本展のキーワードは、“ZINEのような写真展”。非商業的な自費出版物として、パンクムーブメントとともに生まれ、90年代には、スケートカルチャーとクロスオーバーしながら、アンダーグラウンドに発展してきたZINEカルチャー。そのスピリットや製作のプロセスを写真展に転用。二人の写真家が東京から金沢までを別々に旅しながら撮影した写真を、ZINEの製作さながらに大判コピーで出力。初期衝動に突き動かされるまま、即興で写真を展示する、今までにない画期的な写真展です。

コピーによって人為的に作り出された粗粒子の画面は、やがて被写体の意味を次第に消失させ、網膜に焼き付いた残像のようにイメージや記憶となって、見る者をゆっくりと刺激することでしょう。大切なのは、「何を撮るかより、なぜ写真を撮るのか?」。目に見えないリアルを可視化しようとする二人のセッションに、ぜひご注目ください。

 

平野太呂、若木信吾 XEROXED
2009年9月19日(土)~9月27日(日)
12:00~20:00
SLANT 石川県金沢市広坂1-2-32 2F
076-225-7746
入場無料
 
オープニングイベント
2009年9月19日(土) 19:00~
「XEROXEDで見えてくるもの」
平野太呂(写真家)×若木信吾(写真家)×柴田隆寛(編集者)


平野太呂/Taro Hirano
1973年東京生まれ。武蔵野美術大学映像学科卒。2000年よりフリーランスとしてファッション誌やカルチャー誌、広告、CDジャケットなどで活躍。また、2004年より渋谷区上原にて「No.12 GALLERY」を運営。2005年には写真集『POOL』(リトルモア)を刊行。今年7月には、鹿児島の「DWELL playmountain」にて写真展“POOL”を行った。
http://tarohirano.com/
 

若木信吾/Shingo Wakagi
1971年静岡県生まれ。ニューヨーク州ロチェスター大学写真学科卒業後、雑誌、広告など、幅広い分野で活躍。2004年から編集発行人として『youngtree press』を発行。2006年には、初監督作品となる映画『星影のワルツ』を公開。2009年10月には、第2作目となる映画『トーテム song for home』がシネマート六本木ほかにて公開。
http://www.shingowakagi.net/
 
 

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EXHIBITION


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