DAY OF STORM

DAY OF STORM

DAY OF STORM

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Past and present. And at times, photography.
When I was 17 years old, something unexpected started me on my travels.
I decided to make a living of war photography, but I was no one, and how should I go about living? Unease and irritation mixed together, and it was a time that I spent a lot of time tormented with the thought.
The sky and the sea of the island. My friend, from meeting until his death…
I often think of the flow of clear, lonely time that I will probably never be able to experience again.
 
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島中の人々が集まり、夜通しで踊りに陶酔する夏祭り。明日葉を植える畑をつくり、新しい命が生まれ、特産のクサヤを加工し、ときに大きな台風に見舞われる。中南米、パレスチナ、アフリカ、紛争の現場に身を置き、渦中で暮らす人々をカメラに収め、写真集「AFRIKA WAR JOURNAL」で2013年、第32回土門拳賞を受賞した亀山亮が約20年前に初めて訪れ、7年前から住む八丈島の暮らしを撮影。なんでもない日々の営みの中に、生きることの歓びと哀しみが浮かび上がる。
 
図録あとがき
過去と今。そして時々、写真。 僕が住んでいる八丈島には17歳の時、ひょんなことがきっかけで行きはじめた。 戦争写真で生きていこうと決めたのはいいけれど、自分が何者でもなく、どうやってこれから生きてい くのか?不安とイラダチがないまぜになって思いつめていた時だった。 島の空と海。そして親友と出会ってからその死までーー。 たぶん、二度と手に入れることができないだろう透明で独特な時間が流れていたのをよく覚えている。
 
 
亀山亮 DAY OF STORM 展覧会図録
仕様:H180×W230mm /モノクロ、48 ページ、発行部数500部
デザイン:田中貴志
定価:1,600円+税


亀山亮 /Ryo Kamayama
1976年、千葉県生まれ。日本写真芸術専門学校報道・写真芸術科卒業。高校時代にはじめてカメラを手にして、三里塚闘争を続ける農家や新左翼に密着し撮影を始める。1996年よりサパティスタ民族解放軍(先住民の権利獲得運動)など中南米の紛争地の撮影を始める。2000年パレスチナ自治区ラマラで インティファーダ(住民蜂起)の取材中、イスラエル軍が撃ったゴム弾により左目を失明する。 2003年、パレスチナの写真でさがみはら写真新人賞、コニカフォトプレミオ特別賞を受賞。コンゴ、リベリア、ブルンジなどアフリカ7カ国の紛争地に8年間通い続け、2012年『AFRIKA WAR JOURNAL』を発表。2013年、同作で第32回土門拳賞を受賞。
http://www.ryokameyama.com/

 

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